スノボ初めて滑りの基礎

リフトの乗り方と降り方

平地など、ゲレンデのベース付近での基本練習のあとは、斜度のある斜面で滑るためにリフトに乗ることになる。

乗り降りのコツは、「リフトのスピードに合わせる」ことだ。

リフトの動きに逆らうと、ボードが引っかかって転倒したり、ケガをする可能性がある。

はじめは戸感うが、リフトの動きをよく見て、落ち着いて乗り降りする。

リフトが回ってきたところで落ち着いて座り、降り場に来たところで立ち上がり、真っ直ぐ滑っていきましょう。

混雑時は他の利用者と相乗りすることがあるので、乗り降りする際は周囲に気を配ることを忘れないようにしましょう。

リフトに乗るときは、まず慌てないことが大切。

乗車位置が建物内にある場合、雪面が氷のように硬くなっていることもあるので、滑って転ばないよう慎重にスケーティングで乗車位置まで進む。

そして、ボードのノーズを進行方向へまっすぐ向けて、リフトが来るのを待ち、片手でリフトを押さえて深く座る。

リフトに乗車中の数分間は、カラダを休めたり景色を楽しんだり、リフレッシュできる時間でもある。

ただし、隣の人に迷惑をかけるような行為はNG。

マナーを守ることが、安全面にもつながる。

リフトのルールとマナー

基本技術を身につけたら、いよいよリフトに乗って斜面に出てみよう。

その前に、もう一度スキー場でのマナーとルールを再確認しておくことが大切。

スキー場は不特定多数の人が集まり、スキーやスノーボードを楽しむための場所。

多くの人が集まる場所では、他人に迷惑をかけないことが大前提。

それが安全面にもつながるため、最低限のマナーとルールは覚えておく必要がある。

とくに、他人と接する機会が多いリフトの乗り降りでは要注意。

自分勝手な振る舞いは慎み、自覚を持った行動を心がけよう。

ルールとマナー

リーシュコードを必ず装着する。

リフト乗場の列に割り込まない。

列に並んでいるときに周りの人のスキーやボードを踏みつけない。

大声で騒いだりしない。

係員の指示に従う。

混雑時は前につめて空席をつくらずに乗る。

リフトを揺らさない。

リフトの上で隣の人の邪魔にならないようにする。

リフトの上から物を落とさない。

リフトの上で危険な行為をしない。

リフト降り場からは速やかに離れる。

リフトの種類

リフトには1人乗りから最大4人乗りまで、さまざまな種類がある。

3人乗りや4人乗りの搬送スピードの速い高速リフトは、乗降位置でスピードダウンするので、慌てることなく安心して乗り降りができる。

ゴンドラは、ボードを備え付けの収納スペースやゴンドラ内に持ち込んで乗り込む。

種類

  • シングルリフト
  • ペアリフト
  • トリプルリフト
  • クワッドリフト
  • ゴンドラ

改札ゲート

リフト券は、大まかに紙のチケットとICチップの2種類に分けられる。

紙のチケットはリフト券ホルダーなどに入れ、リフトの係員に見せる。

ICチップはゲートにかざすと、乗り場へのバーが開く。

最近ではリフト改札に、ICチップを採用しているスキー場が増えている。

リフト乗り場での並び方

乗り場でリフトが来るのを待つときは、隣の人の邪魔にならないよう注意すること。

ボードを進行方向へまっすぐ向けて、横一列になって並ぶ。

レギュラーとグーフィーの人が混在する場合、お互いにボードがぶつからないよう気をつけること。

グーフィーはレギュラーの人と背中合わせになるように左端に並ぶのがよい。

スキーヤーと一緒にリフトに乗るときは、とくに注意をしよう。

ボードが斜めになってスキーにぶつからないよう細心の注意を払いたい。

乗り方

係員の指示にしたがって、落ち着いて行動する。

シートに座ったあとは、進行方向にボードを向けながらボードが雪から離れるまで待つ。

リフトに乗る前に、後ろ足のバインディングのハイバックは倒しておく。

係員の指示に従って乗車位置までスケーティングで進む。

ボードのノーズを進行方向へ向けて、リフトが来るのを待つ。

後ろを振り返って、リフトの動きを確認する。

後ろ足をトゥサイド側に置き、片手でリフトを押さえる。

ゆっくり腰を下ろし、ノーズが雪面に引っ掛からないよう軽く持ち上げる。

セーフティバーを下ろし、深く腰かける。

スケーティングで待機位置まで進む。

リフト係の指示にしたがって乗り場に進み、ボードを進行方向へ向ける。

デッキに後ろ足を乗せ、リフトを後ろの手でキャッチする。

ボードの向きを変えずにリフトに座る。

ボードが浮き上がるまで、ボードは進行方向へ向けたままにする。

ボードが浮き上がったら、深く腰をかけ、降り場まで向かう。

ハイバックを倒してリフトに並びます。

順番が来たらスケーティングで進みます。

所定の位置まで来たらボードを進行方向へ真っ直ぐ向けてリフトが来るのを待ちましょう。

ボードを真っ直ぐに向けておくことでエッジが引っかかるなどしてリフトに巻き込まれるのを防ぐことができます。

リフトが回ってきたら、慌てずに手で椅子を押さえてから座ります。

座ったらすぐにリフトが動き出すので、ボードを装着していない方の足が巻き込まれないように前に上げます。

リフト上でのマナー

カラダを前方へ向けて深く腰かける。

ボードは揺らさない。

隣の人のボードやスキーに当たらないよう気をつける。

ボードの下に後ろ足を入れると、ボードの重さを支えることができる。

ただし、ボードを真横にしてしまうと隣の人に迷惑がかかるので要注意。

リフト降り場が近くなったら、斜めに座りなおし、ボードのノーズを進行方向へ向ける。

セーフティバーを上げて降りる準備をする。

リフトから降りる準備

ボードを進行方向に向けてノーズを上げる。

片手でリフトを押さえるようにして腰を上げる。

腰を上げる前に後ろ足をボードに乗せるのを忘れずに。

降り方

リフトの降り方は、初心者にとって最初の壁になる。

なぜなら、ほとんどのリフト降り場は下り坂になっているため、直滑降から停止ができないと転んでしまうから。

したがってリフトに乗る前に、前足だけをボードに装着した状態で、スケーティングや直滑降からの停止などの基本技術を練習する必要がある。

リフト降り場に近づいたら、まずボードを進行方向へ向けてノーズを上げる。

降り場に着いたら後ろ足をボードの上に乗せて、片手を使って立ち上がり、安全に止まれるところまでゆっくり滑り降りていこう。

止まるまで、後ろ足はデッキの上に乗せたままにする。

あわててリフトから離れようと後ろ足を雪におくと、ブレーキがかかって転倒する可能性がある。

リフトの降り場が近づいたら、ボードを進行方向に向けて降りる準備をする。

ボードが雪についても、座ったまま待機する。

降り場の印まで進んだら、静かに立ち上がる。

ボードの中央に立ち、斜面なりに滑り降りる。

曲がりたい方向に腰を向け、進行方向を見ながら停止する。

自然に止まるまで、まっすぐ滑り降りる。

リフト降り場が近づいてきたら、ノーズを進行方向へ向けるように体を斜めにします。

ノーズを進行方向へ真っ直ぐ向けて、降りる指定のラインまで待ちます。

ラインまで来たら立ち上がり、リフトを両手で押して前に進みます。

後ろ足をデッキパッドの上に乗せて、リフトから少し離れた所まで滑ります。

リフトを降りたら、後方から来る人のために素早く降り場から離れます。

万が一転んでしまったらすぐに起き上がって端に避け、後方の人の邪魔にならないようにしましょう。

リフトから降りる手順

後ろ足をボードの上に乗せる。

片手でリフトを押さえるようにしてゆっくり立ち上がる。

前足に荷重して目標に向かって滑る。

安全に止まれるところまで移動する。

悪い例

ノーズを進行方向に向けなかった

ノーズが進行方向を向いていない。

ボードが斜めに滑っていく。

エッジが引っかかって転倒する。

体重が後ろ足に乗ってしまった

体重が後ろ足に乗っている。

後傾になるとバランスがとれなくなる。

バランスを崩すと転倒する。

滑ろうとしないで歩こうとした

リフトを降りてすぐに歩こうとしている。

リフトを降りるときは滑るのが基本。

絶対に歩くのはダメ。

ボードのエッジが引っかかりバランスを崩す。

バインディングのハイバックを倒す

  • リフト乗車時はバインディングのハイバックは倒しておく。
  • ハイバックが立ったままだと、リフト乗車時にハイバックが地面とリフト座面に挟まれて危険です。

リフト降り場で立ち止まらない

  • 後続の人がリフトから降りてくるため、リフト降り場付近では立ち止まらない。
  • バインディングはコース脇で装着する。

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