セッティング

セッティング

スタイルによってセッティングは異なります。

どのようなセッティングが良いかわからない時は推奨スタンスに設定してみましょう。

合わないセッティングにすると滑りくく、上達の妨げにもなります。

推奨スタンスから徐々に自分に合ったセッティングを探していきましょう。

スタンス

セッティングで最初に決めるのがはスタンスです。

スタンス幅は広すぎても狭すぎても滑りにくくなってしまいます。

基本的には肩幅より少し広いぐらいの幅に設定すると良いでしょう。

レギュラースタンス

進行方向に対して左足が前になるスタンスです。

グーフィースタンス

進行方向に対して右足が前になるスタンスです。

スタンス幅とアングルを決める

スタンス幅とはバインディングのディスクの中心の左右の幅のことをいいます。

バインディングの角度のことをアングルといいます。

ボート上に真横を向いてたった上体が0°で、ノーズに向けて回転する場合は「+」、テールに向けて回転させると「-」になります。

前足を「+」、後ろ足を「-」にする逆ハの字スタンスのことをダックスタンスといいます。ダックスタンスはスイッチスタンスで滑りやすくなります。

ディスクでの調整

バインディングのディスクにあるネジ穴を縦に使えば、バインディングを前後に動かしてボードとバインディングのセンターを合わせることができます。

ディスクを横に使えばスタンス幅の微調整をすることができます。

エッジにうまく乗れないとき

ボードにどんな方法で体重を乗せようとしてもターンがズレる場合、ボードの両サイドへの荷重位置がズレていることが原因と考えられる。

ブーツサイズにあわせた、ボードとバインディング選びも重要なことだが、バインディングのセッティングを調整して、ボードの真ん中に重心がくるようにするだけで、改善できる。

バックサイドターンで暴走してしまうとき

緩斜面でなら気持ちよくターンを連続できる。

ところが斜面が少し急になると、フロントサイドターンへはスムーズに切り替えられるのに、バックサイドターンへは、ボードが切り替わるまでに時間がかかり、暴走してしまう。

そのような現象は、前足重心タイプの人に多い。

これをセッティングで改善してみよう。

バックサイドターンへの切り替えで、前側の腰がバックサイドターンの内側へ運べないことが原因であることが考えられる。

前足のバインディングのみ、数ミリバックサイド寄りに下げることで解決できる。

ターン後半でターンがズレるとき

スピードを出して滑れるようになっているのに、どうしてもターン後半でボードがズしてしまう場合、ほとんどが後ろ足のバインディング角度のセッティングで解消できる。

つま先がノーズに向かっていると、前足に体重を乗せやすく、後ろ足に体重が乗せにくい状態となり、ターン後半で後ろ足に荷重ができなくなってしまう。

このケースは、前足に重心をおいて滑るタイプの人に多い。

後ろ足のバインディングの角度を確認しよう。

つま先がノーズを向いている場合は、角度を0度または、マイナス角度(つま先をテール方向)に調整し、前足の角度と後ろ足の角度差を広げると解決する。

小回りターンでリズムがとれないとき

リズムが早くなるとボードが体から離れ、ブレーキをかけてしまうケースだ。

全体重を前足に乗せ、後ろ足でボードのテールを押し出して滑る場合、ターンを切り替える前に体からボードが離れ、後ろ脚を伸ばしている可能性が高い。

これは、後ろ足で体重をキープできれば解消できる。

浅いターンから練習し、イ々に孤を深くする。

後ろ足の踏み込みを素早くしようとしたとき、足首の緊張をキープできないことが原因と考えられる。

これを解消するには、後ろ足の足首を強制的に曲げたままにしなければならない。

バインディングのハイバックは、角度を調整することができる。

自分の体重をかけやすい角度に調整することで解消する。

ターン前半で体が遅れるとき

斜度のゆるい斜面でスムーズに連続ターンできていても、少し斜度が急になると、フロントサイドターンへの切り替えに時間がかかり、暴走してしまう。

このケースは、「後」といわれ、後ろ足重心タイプによく見られる問題だ。

これを、バインディングの取りつけ位置で改善する。

切り替えがスムーズになり、両つま先に体重が乗るようになる。

後ろ足重心バランスの人に多いケース。

とくにフロントサイドターンで暴走する場合、前足のつま先への体重移動が遅いことが原因となる。

これを解消するには、後ろ足のバインディングを数ミリ下げるか、前足のバインディングを出すことで、前足と後ろ足で前後差を作る必要がある。

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